ピルエットの活動
☆障害者乗馬定期レッスン 。 月土日(AM9:30~ PM1:30~)
☆障害者乗馬インストラクター養成制度。 寮完備。研修期間は原則的に2年間。(要相談)
☆障害者乗馬競技会。 毎年6月開催
☆認定資格試験制度。 Ⅰ級、Ⅱ級、Ⅲ級、Ⅳ級、AI、II、SI
研究活動と研究成果の公表
当施設では、馬を介在させたセラピー活動による健康効果に関して、日ごろより科学的エビデンスを蓄積するよう努めています。得られた研究成果は逐次、学術論文等として発表しています。下記にこれまでに公表した主な論文のリストをご参考までに掲載しています。
【脊柱側弯症の改善】
Effect of therapeutic riding on functional scoliosis as observed by roentgenography.
Ihara M, Ihara M, Domura M. Pediatr Int. 54(1):160-162, 2012.
【脳性麻痺/歩行時の動きの三次元解析】
Application of a tri-axial accelerometry-based portable motion recorder for the quantitative assessment
ofhippotherapy in children and adolescents with cerebral palsy.
Mutoh T, Mutoh T, Takada M, Doumura M, Ihara M, Taki Y, Tsubone H, Ihara M.
J Phys Ther Sci. 28(10):2970-2974, 2016.
【脳性麻痺/長期レッスンによる歩行能力の向上】
Impact of serial gait analyses on long-term outcome of hippotherapy in children and adolescents with cerebral
palsy.
Mutoh T, Mutoh T, Tsubone H, Takada M, Doumura M, Ihara M, Shimomura H, Taki Y, Ihara M. Complement Ther Clin
Pract. 30:19-23, 2018.
【脳性麻痺/歩行時の対称性バランスの改善】
Effect of hippotherapy on gait symmetry in children with cerebral palsy: A pilot study.
Mutoh T, Mutoh T, Tsubone H, Takada M, Doumura M, Ihara M, Shimomura H, Taki Y, Ihara M. Clin Exp Pharmacol
Physiol. 46(5):506-509, 2019.
【脳性麻痺/長期レッスンによる歩行能力の向上と保護者のQOLの相関性】
Impact of long-term hippotherapy on the walking ability of children with cerebral palsy and quality of life of
their caregivers.
Mutoh T, Mutoh T, Tsubone H, Takada M, Doumura M, Ihara M, Shimomura H, Taki Y, Ihara M. Front Neurol. 10:834,
2019.
2023年栃木県乗馬大会が開催されました
2023年 第11回栃木県乗馬大会 成績表
ジムカーナA 常歩
リーダー・サイドあり
順位 | 選手名 | 馬名 |
---|---|---|
優勝 | 青木 心蓮 | バロン |
準優勝 | 並木 未来 | 月山 |
第三位 | 圖師 悠人 | 月山 |
リーダーのみ
順位 | 選手名 | 馬名 |
---|---|---|
優勝 | 根本 結 | ろいど |
準優勝 | 青木 希來利 | サツキ |
第三位 | 中村 来駕 | モモ |
ジムカーナA 速歩あり リーダー・サイドあり
順位 | 選手名 | 馬名 |
---|---|---|
優勝 | 相馬 大治朗 | ラビ |
準優勝 | 中村 颯馬 | ろいど |
第三位 | 田宮 沙衣 | デナリ |
部班A リーダー・サイド有り 常歩
順位 | 選手名 | 馬名 |
---|---|---|
優勝 | 青木 凛桜華 | ハック |
準優勝 | 並木 未来 | デナリ |
第三位 | 根本 結 | 月山 |
部班A リーダーのみ
順位 | 選手名 | 馬名 |
---|---|---|
優勝 | 青木 希來利 | デナリ |
準優勝 | 相馬 大治朗 | ろいど |
第三位 | 田宮 沙衣 | バロン |
ドレッサージュB 自立騎乗 常歩、速歩
順位 | 選手名 | 馬名 |
---|---|---|
オープン参加 | 大和田 温子 | サツキ |
騎乗と介助
<横のり>
・ 車椅子からヘルパーの膝に移す(この時、ヘルパーは支持基底=両足の幅 を広く取り重心を低く構える)
・ 騎乗者の体を一度立位姿勢にし、騎乗者と反対向きになるように左右から腕を組む。
・ 左のヘルパー・・・右手でマウンテンランプのバーを持つ。騎乗者の体をマウンテンランプから鞍へ誘導する。
座位が決まるまで騎乗者の背中を支える。
・ 右のヘルパー・・・左手でバーを持ち(備え付けがあれば)騎乗者の体を鞍へ誘導する。馬とマウンテンランプの
高さが合わない場合、騎乗者の膝下をリフトする。
・ 両足を一緒に馬の首に乗せる。(股関節が開きにくいことがあるので必ずインストラクターの指示を仰ぐこと)
・ 馬の右側で受けるヘルパー・・・騎乗者の骨盤を両手でしっかり支 え引き寄せる。(触る前に必ず声をかけること)
<スーパーマン乗り>(腹筋、背筋トレーニング)
・ (馬の)左側から乗せる。左のヘルパーは騎乗者の膝下を両手で挟んで持つ。
・ 〈馬の〉右側のヘルパーは騎乗者の肘をつかんで引き上げる。騎乗者の肘をつかせ、
出来るだけ本人が自力で頭を上げるようにする。
・ 騎乗者のへそが馬の背骨に乗る位置を保つ。
・ 左右のヘルパーは声を掛け合いながら、騎乗者の体が曲がってないか(馬の背と十文字)
頭は下がりすぎてないか、足を上げすぎていないかチェックする。
・ スーパーマン乗りは最長5~7分と言われている。
< 仰向け乗り >(腹筋トレーニング、体幹コントロール)
・ 騎乗者の背骨と馬の背骨を合わせる。
・ 頭が馬の腰より後ろに出ないように注意する。
・ 両手を下げさせ緊張の伝わりを分断する。
・ 緩やかなスラロームなど回転運動を取り入れ、騎乗者にバランスをとらせ、体幹コントロールを促す。
・ 同じリズムで常歩することで腹筋に適度な緊張と緩和をもたらす。
全身の力が抜け左右の筋緊張のバランスがとれてくる。
< クッションに肘をつき乗る > ―腹筋トレーニング、体幹コントロール
・ 騎乗者は馬にまたがり、馬の首の上に置いたクッションに肘をつく姿勢で騎乗する。
・ スーパーマンの乗りの頭が下がるという難点をカバーできる乗り方。
・ 騎乗者は顔を上げ、腹筋、背筋を使って、バランスを取りながら騎乗する。